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ワンポイントアドバイス
2015.10.29

日本には、アイドル猫(和歌山県のたま駅長など)いえ猫まち猫カフェ猫ノラ猫など様々なネコがいます。

人を引き寄せる不思議な魅力があるネコ

いろんな形で、現代社会の中で私たちと共存しています。

ネコちゃんを新たな家族として家に迎える時、様々なケースがあると思います。

AEON MALLで運命の出会い、駅からの帰り道に子猫がいた、保護施設から引き取った、

会社の裏にご飯をあげていた子が生んでいった、子供が見つけてきた。などなど。

ここで、問題になっているのがネコの感染症です。

現状として、きちんと管理されている場合はウィルス感染の有無を確認されている、あるいは心配いりませんが、

ノラさんはそうはいきません。ウィルスに感染しているネコが子供を産むと、胎盤経由でウィルスに感染した子ネコが生まれることがあります。

そういった、ネコちゃんを増やしたくありません。

人の場合、妊婦さんはいろんな検査を受け、健康であることを確認します。

本当は、そうしたいけれど、現実的には無理。

ただ、できる限りウィルス感染には注意をしたいです。猫の代表的なウィルス感染に猫白血病ウィルス、猫免疫不全ウィルスが

あります。母体から胎盤感染、あるいは育児中に伝搬することもあり、なるべく感染した猫ちゃんを減らしたい。

この世に生まれてきた命を1歳足らずで奪われてしまうのは悲しいこと。

不幸なネコちゃんを減らすためには、二つのウィルス感染の有無をできるだけ多くのネコに受けてもらう必要があります。

感染していても、発症しない場合もありますし、天寿を全うできることも多々あります。

また、発症した場合は早期のケアを行うことで負担を軽減できます。

さらなる感染を防ぐという意味での検査でもあります。

私たちは、いろんなネコちゃんにこの検査を受けてもらうこと、

その結果に対してしっかりとした対応をとることが重要と考えています。